その3: なぜ、お城を壊してしまったの?・・・
明治の初め、各藩に存在した多くのお城を壊してしまった愚を、再度冒さないで下さい。 想像してみて・・・ 多くの県に現在もお城が存在していたら、どんなに日本は美しい国であったろう・・・ 文化と共に、職人は残り後世に語り伝える歴史にもなり、技術も伝承されてゆく。 アメリカは<壊して捨てる文化>。ヨーロッパは歴史を大切にして<残す文化>。 世界を見回しても日本のお城は個性的な美しさ。 工事や技術的にも難しいお城を、いとも簡単に破壊してしまった日本人って、どんな国なのだろう。破壊していったお城の歴史を、いつか知りたいものである。 各藩によってさまざまなドラマがあったと思う。 その時代の日本はまず近代化に慌しく、先進国に追いつこうとしていたかもしれない。 でもお城を残しても、近代化の足手まといにはならなかったはず。 それとも明治政府の圧力があったのだろうか?・・・ 藩がもういちど反旗を翻すと明治政府は危惧したのであろうか? それにしても各藩に存在していたお城・・・壊すにしても大変なパワーが必要だ。 それが出来るのは、権力しかないのだろうが。・・・ 民主主義の時代、国民主権の現代こそ100年先を見通せる文化のリーダーの存在が必要である。 グローバルな時代だからこそ、民族の文化は大事にしなければならない。 世界がアメリカ一辺倒になってしまったら、面白くないし、気持ち悪い。 観光する楽しみもない。憧憬もなくなってしまう。民族の争いの火種になるだけである。 ヨ―ロッパには何百年前のお城が人々の生活と融合し世界の遺産として厳然と存在している。 自国の文化に愛着を抱き、誇りを持つている。庶民にいたるまで自国の文化に愛着を抱き、誇りを持つている。そこが、凄い。 文化のレベルも高いのだろう。文化の必要性を知っている。 第2次大戦で壊滅状態のニュールンベルグの街を再現したドイツ人の熱情と志を学ぶべきではないだろうか?・・・ せめて銀座は多くの都市とは違って、日本文化で生計を立ててゆける商店街であって欲しい。 これから銀座は何処へ行くのだろうか?・・・ 若い人達の消費力に支えられ狭い銀座に同じ店舗がひしめいている。異常でもある。 銀座の町並みの個性がなくなるばかり。
by bara_gallery
| 2007-03-19 16:51
| 銀座恋歌
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