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Shall We Dance?

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44話・・・やっぱり、復縁

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 9月は新しいスクールへ週2回、通い出した。
良い先生だった。若くてハンサム、背丈も高い。今までの先生のように悪いところでその都度ストップしない。褒めてくださるが上達も出来なさそう。

 結論として確認したのは、今までの先生は教え方が上手い。ダンスも完璧に教えたいのだと理解した。いい加減に済ませないのだ。

 良い先生とはどんな教え方をする人か?ダンスは1対1のレッスンであるので、性格が合わなくとも教え方が厳格なら、その人に附くべきだと感じた。
それでも元の先生のところへすぐには行く気がしない。

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 気を取り直して10月下旬、お電話して再度通いだした。

そのきっかけになったのは、またまた社長夫人の言葉であつた。
「よそのスクールに行くと分かるけど先生は教え方も熱心で踊りもうまい。でも口が悪いのが欠点だ。」という話しになった。一緒にお茶をした時だった。

「もう教えるのが、いやんなっちゃうなアー。もう、うんざりだアー。」こんな言葉を言われたのよ。
「へー。良く言うワアー。それは驚いたアー。」と私。

「それがなければ、先生は随分お金もたまったでしょうね。聞いた話だけど、バブルの頃、抗議した生徒に、それならどうぞお辞めください、と言ったそうよ。そして5人位の生徒さんが辞めていったというわよ」と社長夫人。
「驚いたアー。マイッタアー」

 先生の毒舌は悪い癖かもしれないが本物。先生に3年間教わったら、他の先生に移れないかもしれない。
まず熱心。本当に上手く踊らないと踊れるまで直そうとする。
それだけに上手く踊れた時の嬉しさは、言葉で表現できない。一度でもその喜びを知った生徒は長くダンスを続けてゆくだろう。必ず上手くなると思う。
 










 
by bara_gallery | 2011-05-19 16:05 | Shall We ダンス?
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